全工程を一人で行えるWebアプリの開発

Webアプリはアプリケーションとしては比較的小規模なものが多く、開発に大勢のスタッフを動員しなくても良い場合が多い。開発に関わる全工程を一人でも担える場合が多いのが魅力になっている。開発するアプリの設計やデザインから始め、プログラミングやコーディングを行った上でテストやデバッグを経て納品まで行うという現場もある。
上流工程から全てを個人に委ねている現場もあり、クライアントとのやり取りをしたり、開発する製品の考案をしたりするところから始められるのはエンジニアにとって大きなやりがいになる。特に上流工程から行える場合にはモチベーションが上がりやすいだろう。自分で考えた設計に基いて自分が臨んだ通りの成果物を作り上げることができるからである。

Webアプリを納品するとユーザーからのフィードバックも受けられるが、自分が納品も担当することになっていると、気になっている部分を直接質問することもできるだろう。そのフィードバックを受けてより良いWebアプリを作り上げていこうと考えられるようになる。
そして、それがまたユーザーから評価されるとやりがいが生まれるといった良いサイクルができやすい。Webアプリは開発速度も速いことからフィードバックを受けられる頻度も高く、モチベーションを維持するのに役に立つだろう。
このように全体を把握しながら仕事に従事できるのがWebアプリ開発の魅力であり、全工程を担いたいという人に向いている分野である。